産後の方で3番目ぐらいに多い相談が膝の痛みです。
問題となるのは骨盤の機能の低下です。以下の症状であれば、”骨盤の機能を回復させてあげれば痛みが改善する”と考えられます。
立ち上がるときに膝が痛む
階段の昇り降りで膝が痛む
長距離の歩行で痛む
この画像は「左2021年8月、右2022年4月の写真」です。このマットは日頃、足のどの部分に体重が乗っているかがわかるもので、重心が安定していない人が乗ると安定させるのが難しく、ふらつきます。この方も、最初は不安定でしたが、数回の施術で安定してきました。(一回の施術で変化を感じられます)
特に膝の痛みは訴えていなかったのですが、骨盤が安定するとこの矢印のように体重の支え方が変化します。
左の写真は、ももの前側(大腿四頭筋)が固まっていて、そこで支えているため、ももの前側が弓形にしなっています。そして不安定なマットの上に立っているため、反り腰になってしまっています。それに比べ、右の写真は、ももの前側の弓形のしなりが解消され、骨盤から足までまっすぐに体を支えることができています。反り腰も解消されました。
※2024年の最新の結果では、この変化は5ヶ月ぐらいで現れるイメージが出来上がってきました。
股関節の動きの基盤となるのが骨盤です。その為、股関節を動かすときに一緒に動いてくれないと、脚の負担が強くなります。その状態から、太ももの筋肉(大腿四頭筋)に頼った動作になり、使い過ぎにより太ももの筋肉が固まってしまいます。太ももの筋肉は膝の動作に関わる為、膝周辺が固まり、動作不良が発生し、膝の痛みが発生するケースが多く見受けられます。
特に、妊娠中はお腹に力が入りにくく、太ももに頼った動作になり始め、骨盤を動かすことも難しくなる為、骨盤は固まります。
出産後にその癖を改善するにはそれなりの努力が必要となりますが、子供の成長と共に抱っこなどの負荷が強くなってきます。その為、産後は骨盤を整えるのは”なるべく早い方がいい”ということに繋がってきます。
(※高齢者の方でO脚になってるのは産後に骨盤を締めて来なかったから?と思うこともあります。)
膝の痛みも腰の痛みも、骨盤の機能を回復させてあげると改善するケースばかりです。
出産後にもし、こう感じていたら、骨盤の機能が低下しているサインです。
歩くのが遅くなった
脚が疲れやすくなった
座っている姿勢が悪くなった
そして、産後の体型の変化も骨盤の動きが影響してきます。歩くときに骨盤を使えていないと・・・
地面を後ろにしっかり蹴れない→お尻の筋肉が弱る→お尻が垂れる
脚を後ろに運ぶときに膝が伸びていない→内ももが弛む
骨盤で支えられない→お腹が弛む
太ももに頼った動作が多くなる→太ももの前側から外側にかけて筋肉が発達し、内ももやお尻の筋力が弱り、脚が太く見えがちになる。
このページのテーマは「産後に多い膝の痛み」ですので、これぐらいにさせていただきます。産後と骨盤の関係については他のページやホームページにもまとめてありますので是非ご覧ください。
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たちあい整骨院
#産後#膝の痛み
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